
○○社への提案書できました。

ありがとう。
、、、お願いしていた内容と違うんだけど💦

体調が悪いため、早退させていただきます。
すみません。

大丈夫ですか。了解しました、安静にしてください。
こんな会話は会社でよくあると思いますので、あなたも経験されたことがありませんか?
一人目に関しては早い段階で把握できれば、仕事の手戻りが少なくて済みます。
二人目の体調不良に関しても気付くのが早ければ、仕事を手伝ったりして早く帰ってもらえたかもしれません。
今回はこのような事態をさけて仕事の生産性が上げる、部下への声掛けについてご紹介します。
声掛けの効用
売上と生産性の向上
部下への声掛けの効用は、売上と生産性の向上です。
部下に毎日声掛けすることで、部下のあなたへの好感度が良くなることが期待されます。

これは単純接触効果と呼ばれるものです。
私たちは最初はあまり興味が無くても、繰り返し接することで愛着が沸くことがあります。
例えばドラマやCMで聞いていた歌が最初は何とも思っていなかったのに、何度も聞くうちに好きになっていた経験はありませんか?
このように繰り返し接することで、その物に対して愛着や興味を持つようになります。
エンゲージメントの高い従業員は、そうでない従業員と比較して売上高が18%、生産性が14%高いことが明らかになっています。
(ギャラップ社の調査により)
また
Googleが実施した生産性が高いチームの特徴を見つける「プロジェクト・アリストテレス」では、心理的安全性の高いチームは、離職率が低くかったり、収益性の高い仕事を行ったりすることが増えると報告されています。
(Googleの「プロジェクト・アリストテレス」より)
毎日の声掛けによる部下とのコミュニケーションが心理的安全性を高め、チームの生産性の向上につながるということです。
声掛けすることで仕事の進捗状況を確認できたり、部下の様子がいつもと違えば体調不良に気が付けたりできたり、問題があった場合に素早く対応できるようになります。
声掛け時の注意点
声掛けの注意点はタイミングです。

仕事は順調に進んでいますか?

はい、順調です。

(心の声)「今、集中して仕事してるから、話し掛けないでほしい、、」
あなたも上司から声を掛けられたときに同じように感じられたことがあるのではないでしょうか。
仕事に集中しているときに話しかけられると邪魔に感じるときがあります。
そうなると、せっかくの声掛けもマイナスになってしまいます。
声掛けするときは部下の様子を伺い、集中してそうなタイミングはさけましょう。
声掛けの方法
具体的な声掛けについては、
- 毎日、メンバー全員に声を掛ける
- 挨拶をする
- 近くに行き様子を伺う
- 週1回、メンバーに声を掛ける
などがあります。
自分の仕事が忙しかったり、声掛けに慣れていなかったりすると最初から全員に声を掛けるのは難しいかもしれません。
その場合、あいさつだけや週1回などハードルを下げて行ってもいいですね。
話す内容ですが、
- 緊急度の高い作業指示や依頼(トラブル対応など)
- 仕事や作業についてアドバイス
- 進捗確認やスケジュール確認
- 困っていることはないか、などの軽い声掛けやフォロー
- 雑談(休憩時間やランチタイムの雑談を含む)
(「チームの生産性が高いと感じており、部下を5人以上もつチームリーダー」111名を対象に、
「予定された会議以外での部下との会話」に関する意識調査より)
などが挙げられています。
これらの声掛けなら既にしている方も多いかもしれませんね。
できていなかったという方は、参考にして取り組んでみてください。
まとめ
部下に毎日声掛けすることで、部下のエンゲージメントが高まり、仕事の生産性が上がります。
仕事の指示や進捗の確認、雑談などで部下に声掛けするようにしましょう。
ご自身の仕事が忙しいかもしれませんが、メンバーを優先することで長期的にはチームの生産性向上につながります。
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